「ものづくり」の暗黙知を提供。最先端の超合金はここで生まれる

高田 裕治Yuji Takata

技術開発・共用部門 材料創製・評価プラットフォーム  材料溶解創製ユニット  主任エンジニア

「材料溶解創製ユニット」では、溶解、塑性加工、熱処理といった一連の金属加工プロセス技術を提供しています。その作業には数値化が困難な要素も多く、材料への理解と高い技術力が要求される仕事です。私が担当しているのは、耐熱材料の作製プロセスです。主なターゲットは、NIMS開発材「ニッケル基超耐熱合金(超合金)」の単結晶。結晶方位を制御するための螺旋構造を有する鋳型の作製から、溶融炉での鋳造、鋳造後の熱処理、特性評価までを一気通貫で担っています。この全工程に熟達した技術者は少なく、研究者の要望に沿った合金をスピーディに試作できることが私の強みです。

近年、コンピュータシミュレーションの精度が向上し、元素の配合や熱処理の温度について指針を与えてくれます。とはいえ、作製した鋳型の厚みによって熱の入り具合は変わりますし、10種類を超える元素を溶解炉のるつぼに投入する順序やタイミングなど、考慮すべき点は多く、そこはエンジニアとして腕の見せどころです。 現在はNIMS研究者からの依頼が中心ですが、外部からの相談にも柔軟に対応しており、日本の材料開発の強化に貢献したいと考えています。

鋳型(左)と超合金の単結晶(右)。

*材料溶解創製ユニットが保有する外部利用可能な装置はこちら

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Yuji Takata

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