Vol.24 No. 1
〈エネルギー・環境材料研究センター〉
エネルギーを変える
地球温暖化は深刻さを増し、社会は大きな転換を迫られている。日本政府も「2050年カーボンニュートラル」を宣言。実現に挑む姿勢を鮮明にした。
エネルギーを “つくる・ためる・運ぶ・使う”。
この連環を、温室効果ガスの発生を抑えたクリーンな営みとするためには、太陽光や風力など、自然由来の再生可能エネルギーを主軸としたエネルギーフローの確立が必須だ。
「エネルギー・環境材料研究センター」は「電池材料」と「水素関連材料」の2本柱を打ち立てた。太陽光を電気に変える太陽電池や、電気をためる蓄電池の重要性は言うまでもない。
水素は、燃料として使っても二酸化炭素を排出しないほか、再エネで生み出したエネルギーを運ぶキャリアとしても有望な存在だ。
「エネルギー・環境材料研究センター」は人類の永続的なエネルギー利用を、材料開発で支えていく。

Research Highlights NIMSの研究最前線
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2024.03.07
“究極の安全性”を求めて。「酸化物型全固体電池」への挑戦
すべての材料が固体で構成された「全固体電池」は、電気自動車(EV)の航続距離を伸ばし、安全性を高めるカギとして早期実用化が待ち望まれている。大西剛は、その出力向上を阻む要因解明に熟練の薄膜成長技術を駆使。さらには、高容量 […]
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2024.03.07
高速移動するリチウムイオン、全固体電池内での動きを“見る”
「全固体電池」最大の課題、リチウムイオンの伝導性向上を達成するため、観察の側面からも、イオン移動を妨げる要因解明の努力が続けられている。そうした中、世界で初めて固体電解質内におけるリチウムイオンの動きの可視化を成功させた […]
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2024.03.07
「ペロブスカイト太陽電池」実用化の壁に立ち向かう
フレキシブルなデバイスが簡易なプロセスで作製でき、早期実用化が待ち望まれている「ペロブスカイト太陽電池」。2024年2月、NIMSは発電効率と耐久性を両立した世界最高性能のデバイス開発に成功。研究開発を率いる白井康裕に現 […]
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2024.03.07
独自装置で水素の液化に成功!「磁気冷凍技術」の現在地
水素を低エネルギー・低コストに運ぶため確立が急がれる、水素の液化技術。その実現に向けNIMSは「磁気冷凍システム」の開発に取り組み、2021年に液化を実現した。神谷宏治と夏目恭平にその舞台裏と次なる挑戦について聞いた。 […]
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