Vol.24 No. 2
〈ナノアーキテクトニクス材料研究センター〉
“極微”から想像の先へ
原子・分子からナノ構造をつくり、並べ、複合化する。そして、単一の物質では成し得ない、革新的な機能を引き出す。これを「ナノアーキテクトニクス」と呼ぶ。
物質を極小化すればするほど顕著になる、量子力学的な現象。その高度な制御を目指す「ナノアーキテクトニクス材料研究センター(MANA)」は、「ナノ材料」の探究によって、これまでの概念を超える技術のタネを創るのみならず、「量子材料」の創製によって、量子技術の基盤を確かなものとする。
未来像の実現、そしてまだ想像すら及ばない、その先の未来へ。
MANAは、ナノから世界を拡げていく。

Research Highlights NIMSの研究最前線
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2024.03.18
原子レベルの薄膜を舞台とした量子というサイエンス
原子1個から数個分の厚みしかない「低次元物質」は、通常の物質には見られない稀有な量子力学的特性が現れる。北浦良は、その構造と物性をデザインし、新たな動作原理で駆動するデバイスの開発につなげたいと考え、研究を推進している。 […]
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2024.03.18
大規模かつ高精度な計算を実現! 第一原理計算でナノ材料に迫る
原子スケールでの物質の構造や電子状態を高精度に再現できる「第一原理計算」。中田彩子らは、原子の数に応じて膨れ上がる計算量を抑えながら、より幅広い材料に適用可能な計算手法の開発に成功。実際にナノ材料への適用も進めている。 […]
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2024.03.18
ダイヤモンドに回路を描き 高圧高温の世界で材料を探索する!
地球深部のような数十万気圧を超える超高圧を生み出し、そのもとで物質の合成や、物性測定を行うことができるまでに発展を遂げてきた高温高圧実験。松本 凌 は、超高圧下での測定や試料の温度調整を容易にする新しい装置をつくり出し、 […]
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2024.03.18
精密合成技術で拓く「ナノ粒子」が輝く未来
直径わずか数ナノメートルの微粒子「量子ドット」。ごく微小な空間に閉じ込められた電子のふるまいにより、特異な光学特性を示す。白幡直人らは、量子ドットそのものや、その表面を修飾した「ハイブリッドナノ粒子」の研究開発において多 […]
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2024.03.18
熱を劇的に阻害するメカニズムを解明!理論計算で迫る熱電材料の高性能化
日々、大量に放出されている排熱。その有効利用に向け、熱を電気に直接変換できる「熱電材料」の研究開発を進めるNIMSは、希少元素を大幅削減しながらも世界最高レベルの熱電変換効率を示す材料の開発に成功。材料中の熱の伝わり方の […]
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2024.03.18
水溶液に浸すだけ!という革新。有機半導体のドーピング技術
軽量でフレキシブル、安価な半導体デバイスを印刷プロセスにより実現できるとして期待が高い有機半導体だが、ドーピング技術が確立されていないことが産業応用の障壁となっている。2023年10月、山下侑らはその突破口となる基盤技術 […]
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